30坪の狭小池に建つパリのアパルトメントスタイルの3階建て住宅

狭小池×デザイン

お施主さんAさんが祖母より引き継いだ30坪の狭小池。

立地はエリア内で人気の大型ショッピングモールから徒歩10分という好立地です。

今回は狭小地に建つ3階建住宅について【デザイン×工務店】の視点よりお話します。

検討中の土地が狭い、という方の参考になれば幸いです。

パリに暮らすように住む

今回提案したのは【アパルトメントスタイル】。

洋風な外観が好みというご夫妻と「どんな暮らしをしたいか」とお話ししていく中で出てきたご要望を丁寧にまとめていき、もう一歩だけ踏み込んだ提案をさせてもらったのが今回の【パリのアパルトメントスタイル】でした。

グレーのパネルをファサードに使ったパリに昔から立ってそうなデザイン。

その一角はまるでヨーロッパの大通りのような雰囲気を醸します。

【機能×デザイン】

使いにくい住宅に住むというのはこれから長く続く生活の質を確実に下げます。

今回は30坪という土地に生活に必要な空間を確保しつつ無駄を省いて、なおかつ生活の質を高めるような空間をいかにして作れるかがキーポイントでした。

玄関ホールは住宅の顔であり最初に触れる空間です。

玄関を狭くするればその分スペースは生まれますが、それでは魅力的な住宅にはなりません。

今回は一階部分を駐車場を3台分確保した上で、あえて玄関ホール・SIC・来客用トイレのみで使用し狭く感じさせない構成としました。

目線を遮る坪庭で雰囲気を演出します。

本物素材にこだわったリビング空間

ジャーマンオークを使った無垢材のフローリング、漆喰塗り壁、海外直輸入の「クオーレストーン」が醸し出す上質な雰囲気。

本物の素材にこだわるからこそ実現できる空間があります。

圧巻の5枚引き戸のキッチン収納

毎日使うキッチンは散らかっていて当然です。

ならば、隠してしまおうというのが今回の5枚引き戸のコンセプトです。通常は3枚、多くて4枚ですが今回は冷蔵庫まで隠してしまいます。

すっきりしますね。もちろん塗装にも統一感を持たせます。

造作『風』キッチン

キッチン本体は今回はTOTO製。

しかし、扉をクオーレオリジナルに交換し塗装でテイストを統一してます。

もちろん腰壁にも天然石のクオーレストーンを貼り付け回遊性のあるキッチンスタイルに。

使い続けたくなる洗面

日本製のシステム洗面はメンテナンス、使い勝手の面で非常に優秀です。

でも一歩踏み込んで「造作洗面」という選択肢はどうでしょう?

もちろんメンテナンス性・使い勝手はシステム洗面には劣りますが、部材の一つ一つを選んで職人の手作業で作られた世界に一台のあなただけの洗面は使えば使うほど愛着が湧いてきます。汚れや傷は洗面があなたと一緒に歳を重ねた証拠。

窓を洗面の一部に組み込んでやることで自然光でメイクができるのも女性には嬉しいポイント。

子供部屋【ブーススタイル】

子供が実家にいる期間は長い人生の中でもごくわずかな時間なことが多いですね。

張り切って子供部屋を用意したものの子供が独立しその部屋は物置となってるという話はよく聞きます。

今回の計画では「子供部屋」は設けず間仕切りのブースとして計画しました。

お子さんの独立後は小上がりの和室にして両親・親戚・友人などが泊まりに来たときの客間とする計画にしています。

壁紙が変われば気分も変わる

女性にとってクローゼットは大切な空間。

3階の子供空間と主寝室に併設するWICは奥様の遊び心満載の仕上がりとなりました。

毎日の衣装選びもご機嫌です。

集中したいときに籠れる空間を

勉強などでどうしても集中したいときはこの一畳の空間で完全にシャットアウトして自分だけの空間に籠れます。

テレワークなども今後増えてきたときはこの空間が活用される機会が増えそうです。

まとめ

今回は狭小地に建つ3階建住宅でした。

アトリエクオーレ 一級建築士事務所では【デザイン×工務店】で素敵な住空間のご提案を行なっております。

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